来年小学生の娘がいます。
下の子は保育園。
娘が小学校に入るタイミングで早く家に帰れる仕事に変わりたいです。
子どもが帰ってくるころには家にいて、娘の家庭学習をみてあげたいと思います。
今の仕事が嫌なわけではなく、子どもとの時間を大切にしたいのですが、
どうしたらいいか迷っています。

こんにちは!キャリアカウンセラーの井上です!
子供の小学校入学に合わせて働き方を変えたいというご相談です。

小学校に入学すると、保育園や幼稚園のような先生からの手厚いフォローが突然なくなり、働く親にとって色んな問題が出てきます。
いわゆる「小1の壁」です。

このタイミングで働き方を見直す方は多くいます。
両立がしやすい会社に転職したり、
パート勤務になったり、
起業をするママもいたり、
働き方が多様になってきています。

現状や対策についてまとめてみました。

「小1の壁」とは?

小1の壁とは、小学校への進学に伴い、親の仕事、子どもの成長度合い、環境の変化により、保育園時代よりも働く親が、仕事と子育ての両立がしづらくなることを言います。

小1の壁は一枚ではありません。

  • 保育園に比べ、学童の時間が短い
  • 時短制度は未就園児が対象で、小学生には適応されない
  • 宿題や持ち物等のフォローが必要
  • 長期休みがある
  • PTA、ハタ当番などの係がある

などなど、、、乗り越えるべき壁がたくさんあるのです。

幼稚園、保育園のころは、分からない事や園での子供の様子などを先生に直接聞くことが出来ましたが、小学校では圧倒的に先生との関わりが減り、子供に聞いてもよく分からなかったり、学校での様子を教えてもらえなかったり、、、

お便りを見ても、親が参加すべき行事なのか分からなかったり、突然ペットボトルのふたがいる~だの、牛乳パックが~だの、前日に言われてアタフタ。

宿題が毎日あり、親のチェックが必要だったりします。

娘の通う学童では、イベントが土日にあり、皆働いているので、そのための準備は夜、会議も夜、とっても大変でした。
一番大変だと思ったのは学級閉鎖です。学級閉鎖は突然やってきます。学級閉鎖になったクラスの子供は、学童でも預かってもらえません。
突然、1週間程度休みになったりします。

働く親にとって、子供が小学生になるととっても大変なのです!

小1の壁、転職した方が良い?

自分の働き方やキャリアについて、定期的に見直す事が大切です。
小1の壁は働き方を見直すチャンスでもあります。

働き方を見直す際のポイント

子供の手が離れたらどうしたいのか

低学年のうちは、お子さんに手がかかる事も多いかもしれません。
が、お子さんが高学年になったら、本当に手が離れたときにはどうしたいですか?

我が家の場合、1年生になって、夏休みが過ぎるころまではとっても大変でした。
もうすぐ1年立ちますが、親も子供も、段々慣れてきました。

お子さんによって違うとは思いますが、子供に手がかかる期間は意外と短いかも知れません。

将来的には正社員で働きたい、という方は、退職せずに家族で協力して踏ん張ってみるという選択肢もアリですよ!
今の職場で勤務時間を変更することが出来るのなら、交渉するのも良いかも知れません。

収入面は?

いくらぐらいの収入があれば、満足した生活を送ることが出来ますか?
大学4年間の学費は、国立大学で242万6千円、私立理系では518万6千円になるそうです(文部科学省調べ)。

今や共働き世帯が専業主婦を上回る時代となり、たとえパートであっても妻の収入は大切です。

最低限必要な収入はいくらくらいか、夫婦で相談しておくとよいですね。

自分がどうしたいのかが大事

子供と関わることはとっても大切です。
子育ての期間はとっても短いそうなので、後悔のないようにしておきたいところです。

ただ、子供のため、家族のため、と自分を犠牲にしてしまってはダメです。
自分がどうしたいのか、が大事です。

どんな自分でありたいですか?
どんな仕事をすれば、幸せになれますか?
あなたにとっての幸せとは何ですか?

答えは人それぞれです。
納得感のある働き方を選択するためには、自分をよく知る事から始めると良いと思います。

子供のために働き方を変える、のではなく、自分が子供と一緒にいたいから、の方が良いと思いませんか?
自分がどうしたいか、が大事です!

「小1の壁」は誰の問題?

小1の壁は、ママだけの問題ではありません。
ママだけが対策を考えるのは、ちょっと違います。
家族で協力して乗り切る事が大切です。

家族だけではなく、社会の問題でもあります。
今、人材不足の問題が深刻となっていて、小1の壁によって子育て中の親の労働力が減ってしまっては、会社だけではなく社会全体にとって大損失です。
今後、企業が生き残るためには、小1の壁に理解を示し、協力的な労働環境が必要になります。
ですが、この「小1の壁」問題は、当事者でなければ知り得ない事が多いのです。

当事者が発信する事によって、企業の働きやすさが向上し、そうなることで人材確保が出来、企業が発展していくのです。

自分だけの問題だと思わず、自分一人で抱え込まず、色んな人を巻きこんでみてください。

まとめ

子供が小学生になると、働く親にとっては試練が続きます。
仕事を辞めるか辞めないかに関わらず、働き方を見直す良い機会になるかも知れませんね。
納得感を持って働き方を選択するためには自分を知る事が大切です。

キャリアカウンセラーに相談したい方はこちらまで<<<